大阪でファクタリング会社を選ぶなら?オススメの会社5選

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資金調達の方法として少しずつ国内でも普及しているファクタリング。ファクタリング会社を選ぶ際は、その地域に根差した会社を選びましょう。

こちらでは、大阪でファクタリングを利用する際に知っておいていただきたいポイントや、おすすめのファクタリング会社についてお話しします。

大阪の景況は?

大阪といえば、古くから商業都市として発展した街。とりわけ河川でつながった京都との間では、昔から人と商品のやりとりが盛んに行われていました。また、海に面していることも、物流が発展した理由のひとつです。

商業都市としての側面は現在でも変わっていません。エリア内には、業種を問わず多くの企業が存在しています。規模としては特に中小企業が圧倒的に多く、大阪における企業の約99.6%が中小企業です。

また、全国的に中小企業が集中しているエリアとしても知られています。全国の中小企業のなかで、大阪に所在している企業は約8%。大阪の景況は、こうした中小企業によって支えられているといえるでしょう。

大阪に所在する企業のなかでも特に多いのは製造業です。単純な事業所数では全国1位、従業員数では全国2位となっています。このことから、大阪は全国有数の工業エリアとしての側面も持っています。

一方で、大阪の景況に関しては必ずしも上向きとはいえません。近年の業況判断DI(景気が良いと考えている企業の割合から景気が悪いと考えている企業の割合を引いた値)では、いくつかのタイミングで近畿地方平均に対して大きな落ち込みをみせています。また、借入難易度DI(借入が容易だと考えている企業の割合から借入が難しいと考えている企業の割合を引いた値)は、近畿地方全体で長らく落ち込みをみせています。

大阪府の商工労働部のリサーチによると、こうした落ち込みは今後もしばらくは続く見込みです。また、全国の中小企業が集中している大阪の景況の落ち込みは、全国の景況にも影響を与えることが予想されています。

大阪の中小企業が直面する資金繰りの問題

上述したような大阪の中小企業が直面している、あるいはこれから直面し得る問題のひとつが資金繰りかもしれません。支払いサイトと回収サイトのバランスが取れていない場合は、毎月のように資金繰りが困窮することになります。一方で、顧客企業との関係性によっては、回収サイトについて交渉する余地はないかもしれません。

さらに、取引先の状況によっては未回収債権が出てくる可能性もあります。取引先が同じ大阪に所在している場合、同じような景況のなかにいる立場です。今後、取引先の倒産などで未回収債権が出てくることは十分に考えられるでしょう。

こうしたシチュエーションで代表的な資金調達方法が銀行融資です。しかし、大阪エリアでは2012年以降、銀行貸出残高の伸び悩みが続いています。特に大阪市では、企業への融資に難色を示す銀行が多いようです。

このような状況から、大阪の多くの中小企業において資金繰りの問題が悪化すると考えられます。BtoBの業態であれば、キャッシュフローの悪化が各企業間で双方向的に悪影響を及ぼすことも十分に考えられるでしょう。

大阪の企業にとって役立つファクタリング

資金繰りに困窮する代表的な理由のひとつが、債権回収のリスクや難しさです。大阪でもこうした理由から資金繰りが悪くなってしまう企業が少なくありません。そんななか、大阪の企業の間でも資金繰りの方法としてファクタリングを利用する企業が少しずつ増えてきています。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、未回収の売掛債権を専門の事業者に売却して資金を得る資金繰り方法のことです。ファクタリング会社が金融サービスとして提供しています。米国では古くから一般的な手法ですが、日本では近年になってから少しずつ普及してきた資金繰り方法です。

具体的には、企業が保有している入金前の売掛債権(請求書)をファクタリング会社に売却して現金を受け取るサービスを指します。売掛債権の決済日前に現金化できるため、資金繰りに困窮している企業に人気のサービスです。利用するファクタリング会社にもよりますが、最短で申し込みの即日に現金化できます。

中小企業の資金繰りが困難になっている理由のひとつとして、銀行が融資に難色を示していることを挙げましたが、一般的にファクタリングは銀行融資と比較して審査がやさしいと考えられています。審査の対象となるのは、主に売掛先の信用情報です。ファクタリング利用会社の信用情報が審査に影響することは多くないため、比較的利用しやすい資金調達方法といえます。

さらに、万が一売掛先から売掛金が支払われなかったとしても、ファクタリング利用会社に回収の義務はありません。売掛債権を売却するのと同時に、回収リスクも手放すということになります。もちろん事前の審査は行われますが、売却した時点で回収リスクを回避できる点は大きな特徴といえるでしょう。

なお、売掛債権を売却して得られる金額は、実際の売掛金から手数料を引いた金額になります。この点は、上述したメリットに対するデメリットといえるでしょう。しかし、早期に、かつ確実に売掛債権を現金化したい企業にとっては心強いサービスです。

ファクタリングは主に「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」に分けられます。以下では、それぞれについて詳しくご説明しましょう。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、ファクタリング利用会社とファクタリング会社の2社間のみで手続きが交わされるファクタリングです。つまり、売掛先が直接関与しないファクタリングの形態ということになります。

2社間ファクタリングでは、まず利用会社がファクタリング会社に売掛債権を譲渡したのちに、ファクタリング会社から売却額の支払いが行われます。その後、売掛先から売掛金が利用会社に支払われると、その売掛金をファクタリング会社に渡すことになります。売掛先に何か特別な手続きを依頼することはありません。

最大のメリットといえるのは、売掛先にファクタリングの利用を通知する必要がない点です。ファクタリングを利用しようとしている事実を知られると、資金繰りに困窮しているということを知られてしまうことになります。この場合、継続的な取引に悪影響が出る可能性は否定できません。

また、関与している事業者が少ないため、契約交渉や実手続きまでの時間が比較的スピーディーです。そのため、現金を取得するまでの時間を短縮できます。即日に現金化できるケースも少なくありません。

新規参入の中小ファクタリング会社が提供していることが多い点も特徴です。そのため、審査基準が比較的低く、利用しやすいと考えられています。

一方で、後述する3社間ファクタリングと比較すると、手数料が高めに設定されているというデメリットも。ファクタリング会社にもよりますが、3社間ファクタリングの5倍程度が相場です。また、大手のファクタリング会社では2社間ファクタリング自体をサービスとして提供していないこともあります。

さらに、あくまで売掛先に通知する必要がないだけであり、ファクタリングを利用した情報が伝わらない保証があるわけではありません。売掛先が積極的に調べれば、当然ながらファクタリング利用の実績は発覚してしまいます。この場合、売掛先との信頼関係に悪影響が出てしまうことが考えられます。

3社間ファクタリング

売掛先が直接手続きに関与しない2社間ファクタリングに対し、3社間ファクタリングは、ファクタリング利用会社、ファクタリング会社、売掛先の間で手続きが交わされます。そのため、利用に際しては必ず売掛先に通知しなければならず、承諾も必要です。

手続き完了後に売掛債券がファクタリング会社へと譲渡され、売却額が支払われる点は2社間ファクタリングと同じです。一方、3社間ファクタリグでは、売掛金の支払いが売掛先からファクタリング会社へと直接行われます。ファクタリング利用会社が売掛金の回収を行う必要はありません。

2社間ファクタリングと比較すると、手数料が安く設定されています。また、大手のファクタリング会社の多くが提供しているため、中小のファクタリング会社を利用することに懸念がある場合は、こちらを選択することになるでしょう。はじめから売掛先に通知したうえで利用するため、プレッシャーや後ろめたさがない点も特徴です。

一方で、売掛先から必ず承認が得られるとは限りません。3社間ファクタリングの利用を持ちかけて承認が得られなかった場合、経営状態が悪い事実を知られてしまったことになります。この時点で2社間ファクタリングに切り替えるという選択肢もありますが、売掛先に警戒されていることを考えると賢明な判断とはいえません。

また、3社による手続きのため売掛債権の現金化に時間がかかりやすいことや、審査が厳しくなる傾向があることもデメリットといえます。

大阪のファクタリング会社選びで重視したいポイント

現在、多くの事業者がファクタリング事業に参入していますが、それぞれのサービス内容には違いがあります。ファクタリングを資金繰りに有効活用するためには、ファクタリング会社のサービス内容を見極めなければなりません。

大阪のファクタリング会社を選ぶ際に重視していただきたいポイントをご紹介します。

手数料

ファクタリングは売掛債権を売却する資金調達方法ですが、本来の売掛金がそのまま手に入ることはありません。ファクタリング会社に何割かを手数料として支払うため、その分だけ手に入る金額が目減りしてしまうことになります。

手数料は上述したように2社間ファクタリング、3社間ファクタリングで違うほか、ファクタリング会社によっても設定が異なります。複数のファクタリング会社に相談して相見積もりをとるのは一般的なことなので、可能な限り手数料が低いファクタリング会社を選びましょう。また、手数料の値下げを交渉してみるのもひとつの手です。

現金化のスピード

ファクタリングの利用を検討しているということは、早期の資金調達を望んでいるはずです。比較的スピーディーに資金調達ができるファクタリングですが、現金化のスピードはファクタリング会社によって異なります。経済状況が困窮している場合は現金化のスピードをあらかじめ確認し、スピーディーに手続きを進めてくれるファクタリング会社を利用しましょう。

利用できる売掛金の額

売掛債権を全額現金化できるとは限りません。ファクタリング会社によっては、債権の一定割合しか買い取っていない場合があります。また、この割合やファクタリング利用会社の信用や利用会社・ファクタリング会社間の信頼関係によっても変わってきます。調達したい資金の額が決まっている場合は、この割合(掛目)にも注目が必要です。

ファクタリング会社の実績

ファクタリングは日本では新興のサービスであり、大小さまざまな事業者が参入している状況です。サービスの内容は業者によって異なります。また、優良業者の一方で悪徳業者も少なくありません。信頼できるファクタリング会社に出会うためには、ファクタリング会社の実績に注目しましょう。

ファクタリング会社を選ぶなら地域密着型

近年は、特定エリアの企業サポートに特化したファクタリング会社も存在します。ファクタリング会社を選ぶ場合は、こうした「地域密着型」の会社を選ぶのがおすすめです。

地域密着型のファクタリング会社を利用することには、以下のようなメリットがあります。

打ち合わせの交通費が安い

実際にファクタリングの契約を結ぶまでには、面接・打ち合わせなど直接ファクタリング会社と対面する機会が設けられます。拠点が遠い場合、交通費と時間をかけて打ち合わせ場所まで出向かなければなりません。地域密着型のファクタリング会社であれば、拠点が近く打ち合わせに行きやすいほか、ファクタリング会社から自社に出向いてくれることもあります。

地域の景況を把握している

手数料の設定やサービスの内容には、ファクタリング会社が調査したその地域の景況が反映されます。エリア特化型ではないファクタリング会社では、それぞれの地域にそぐわない手数料が設定されていることも少なくありません。地域密着型ファクタリング会社の場合、そのエリアに適した内容のサービス提供が期待できます。

資金提供が迅速

拠点が近くにあれば、契約前の面接に行きやすく、問い合わせ対応や問題解決も迅速です。結果として、スピーディー資金提供が期待できます。

大阪でオススメのファクタリング会社

大阪でファクタリング会社をお探しの場合も、大阪でのサービス提供に特化した事業者を選んでみてはいかがでしょうか。

以下では、大阪でサービス提供を行っているファクタリング会社のなかでも特におすすめの5社を特徴、口コミとともにご紹介します。

アンカーガーディアン

特徴

アンカーガーディアンは、手数料の引き下げ、資金のスピード提供を追求しているファクタリング会社です。2者間のファクタリングにも問題なく対応しています。大阪内の“横のつながり”を重視し、入念な情報収集を行っているため、信頼できるファクタリングサービスが期待できます。

口コミ

  • 対応がスピーディーで助かりました。また、ホームページで営業状況を公開している点も他社にはない特色だと思います。
  • お付き合いがある会社さんに紹介されたファクタリング会社です。横のつながりを意識しているということで、多くの会社に評価されています。

TRY

特徴

TRYは資金提供のスピードで評価されています。最短1日での提供が可能です。そのほか、熟練のスタッフが数多く在籍している安心感からも、大阪内の企業の間で人気です。

口コミ

  • とにかく対応に無駄がなくスピーディーでした。急ぎで資金が必要でしたが、問題なく用意できて大変助かりました。
  • 取引先や従業員に知られることを心配していましたが、情報を内密にするよう配慮していただけましたので誰にも知られることなくサービスを受けられました。

トラストゲートウェイ

特徴

トラストゲートウェイは福岡を拠点としており、近年は関西地区でのサービス提供に注力しています。最大で5,000万円までと、買取レンジの広いファクタリング会社です。売掛金に応じた手数料のディスカウントも行っています。

口コミ

  • 面接では当社に来ていただいたため、助かりました。その他も柔軟に対応いただいたので、今後も利用したいと思います。
  • 大きな額の売掛債権のため、利用できる会社が限られていました。その点、こちらでは高額の債権を買い取っているということで、利用させていただきました。

PMG

特徴

PMGは近年大きな成長をみせているファクタリング会社であり、手数料の低さに定評があります。丁寧で利用会社のシチュエーションを理解した対応でも人気です。

口コミ

  • はじめてのファクタリング利用だったため不安があり、質問を多く投げさせていただきましたが、とても丁寧に対応してくださいました。
  • 事業に関するコンサルティングも行っているところが魅力です。債権の売却だけではなく、事業の立て直しついてまで相談させていただきました。

ビートレーディング

特徴

ビートレーディングは情報の機密性を重視している会社です。そのため、信頼できる2者間ファクタリングのサービスが期待できます。スタッフの対応や資金提供speedについても高評価です。

口コミ

  • 大口の債権を買い取ってくれるファクタリング会社が見つからず困っていました。こちらでは高額の債権をスピーディーに買い取っていただけたので、引き続き利用したいと思います。
  • 秘密厳守で手続きを進めていただき助かりました。おかげで、取引先との関係性も変わらず事業を続けられています。

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大阪の景況やファクタリング事情についてお話ししました。ファクタリング会社は、特化しているエリアによってサービスが違ってきます。大阪でファクタリングを利用する場合は、最後まで安心して利用できる地域密着型のファクタリング会社をお選びください。