支払期日・サイクル|ファクタリングの基礎知識
支払期日・サイクル
ファクタリングの場合、支払期日までの期間によっても手数料が変わります。
なぜならファクタリング会社は支払期日にお金が入ってくることになります。
支払期日が翌月のものと、支払期日が半年後のものでは、その間に起こるリスクが異なります。万が一倒産などがあった場合、ファクタリング会社は債権金額を回収できなくなる恐れがあるためです。
ですので、支払期日までの日数が少ない方が手数料が安くなります。
また支払期日において2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの場合で、資金の流れが異なるので注意が必要です。
2社間であれば、支払期日に支払い企業から払われる債権金額を、すぐにファクタリング会社へ支払うことになります。
3社間の場合は、原則として支払企業がファクタリング会社へ直接支払うことになるため、特に事務手続きは発生しません。つまり、事前に支払企業にファクタリング会社へ支払ってもらうようにする必要がありますので、御社が債権譲渡するのを支払企業に知られたくない場合は3社間はおすすめできません。
つまり御社が持っている発生したばかりの売掛債権が同じ支払い企業から2つある場合、支払いサイクルが2ヶ月サイクルのものと、6ヶ月サイクルのものがあったとしたら、2ヶ月サイクルの短いサイクルの債権の方が、支払期日までの日数が少ないため手数料がお安くなります。
逆に、サイクルの長い債権はそれだけリスクがあるということになります。
サイクルの長い債権をファクタリングで現金化してリスクをなくし、資金調達を計画的に行うのも一つの手段といえるでしょう。
また、債権は定期的に発生することが多いため、発生するサイクルに合わせて、定期的にファクタリングすれば、計画的な資金調達も可能になります。また債権発生のサイクルでファクタリングを行うとファクタリングにより、すぐに現金となる為、会計上、貸借対照表でオフバランスが可能になりスリム化され、ROA(総資産利益率)を高くする事が可能です。