乗り換えも検討すべき?ファクタリング会社との付き合い方

サムネイル

資金調達の方法としてファクタリングを利用している場合、以前と同じ会社に継続して申し込むのか、それとも違う会社に乗り換えるのか、迷ってしまうかもしれません。同じ会社に申し込まなければならないルールはないため、柔軟に乗り換えを検討してみましょう。こちらでは、ファクタリング会社を乗り換えるメリットや、反対に1社を使い続けるメリットについてご紹介します。

こんなファクタリング会社は乗り換えを検討すべき

ファクタリングは融資とは異なり、残債を生産して次の契約へと移る手続きではありません。好きなタイミングで好きなファクタリング会社と契約できます。もちろん、毎回同じファクタリング会社を利用する義務もありません。

そのため、資金調達をするたびに、ファクタリング会社を気軽に検討することができます。ファクタリング会社によって手数料や付帯サービスに差異があるため、乗り換えを積極的に検討しましょう。以下のようなファクタリング会社は、次回以降の乗り換えを検討すべきといえます。

必要書類が多い/手続きに時間がかかる

ファクタリングの魅力はスピード感です。資金調達にはスピードが求められるため、この点はファクタリングの大きな強みといえます。ただし手続きに時間がかかったり、必要書類が多かったりする場合は、ファクタリングの強みが損なわれているため、別会社の乗り換えを検討すべきといえます。

ファクタリングで一般的に必要書類として求められるのは、商業登記簿謄本、決算書、売掛先との契約書、各種帳票などです。

担当者の不誠実な対応

ファクタリング会社のみならず、不誠実な対応をする取引先は避けるのが基本です。対応がずさんだったり、一方的に断られたり、相談にのってもらえなかったりする場合、乗り換えを検討しましょう。最低限、担当者を人として信頼できなければ、安心な取引は期待できません。

買取可能上限・下限額の過不足

ファクタリング会社ごとに買取可能下限・上限額が異なります。目安として、下限額は10万円程度、上限額は数千万円程度です。抱えた売掛金の額次第では、対応してもらえない可能性があります。自社が保有している売掛債権の額や資金到達したい額とファクタリング会社の対応可能範囲が合っていないと感じる場合は、ファクタリング会社の乗り換えをおすすめします。

ファクタリング会社を乗り換えるメリットとは?

現在利用中のファクタリング会社に上述したような疑問を感じたら、別の会社を比較検討しましょう。自社にマッチするファクタリング会社が見つかった際、以下のメリットを期待できます。

即日対応・即日入金を実現するスピーディーな対応

入金までのスピード感はファクタリングの魅力です。乗り換えで即日入金に対応しているスピーディーなファクタリング会社を選ぶと、急に資金が必要になった場合でも不安になることなくスムーズに進められるでしょう。資金が必要なシーンは突然訪れることも予想されるため、対応スピードに注目してファクタリング会社を選ぶことは大切です。

手数料が安い/利用実績から割引してもらえる

ファクタリングには手数料が設定されており、売掛金のすべてが現金化できるわけではありません。つまり、手数料の分だけ最終的に手元に残る金額が減ってしまうことになります。手数料の設定はファクタリング会社によって異なるため、乗り換えによって手数料を安くすることも可能です。それまでのファクタリングの利用実績から手数料を割引してもらえることもあります。

専属担当者による誠意ある対応

ファクタリングでは担当者との関係性も重要です。心機一転、信頼できる担当者と関係性を築きたい場合は、ファクタリング会社のサービス内容だけでなく、親身になって相談にのってくれるかどうかに注目して乗り換え先を選びましょう。

同じファクタリング会社を使い続けるメリットは?

これまでファクタリング会社の乗り換えについて解説してきましたが、一方で1社を使い続けるメリットもあります。

代表的なメリットは審査に関してです。ファクタリング会社は売掛先や申込会社の信頼性、売掛債権のリスクを判断して審査結果を決めます。一度審査実績のあるファクタリング会社では、2回目以降スピーディーに審査してくれることがほとんどです。審査スピードが速くなるということは、着金までのスピードも速くなるといえるでしょう。

利用実績から手数料が安くなることもあります。ファクタリングは資金調達手段に過ぎませんが、ファクタリング会社と「取引」していることに変わりありません。利用頻度や状況に応じて、信頼関係が構築されていくことを意識しておきましょう。

***

ファクタリング会社の乗り換えについてご紹介しました。既にファクタリングで資金調達をしている事業者様は、継続利用しているファクタリング会社よりも優れたサービスを提供している会社がないか調べてみましょう。一方で、1社を継続して使い続けるメリットもあるため、柔軟に検討してください。